認知症に対する施設の取組って薬以外の対応でどんなことをしているの?
名古屋老人ホーム・介護施設紹介センターの兼松です。
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家族さんからの、さまざまな相談の中で認知症=グループホームということを話されます。確かに認知症対応に得意な施設ということに違いはありません。でも、集団生活が苦手で共同作業が苦手な人にとっては窮屈な生活になります。
そうなってくると別のタイプの有料老人ホームが選択肢になってきます。
じゃあ、有料老人ホームの認知症の対応ってどんなの?
多くは2つの対応になります。以下二つ
☆薬による治療(薬物療法)
アリセプト、レミニール、メマリーなど聞いたことがありますよね。特にアリセプトはアルツハイマー型認知症の進行を遅らせるためにもっとも多く使われる薬です。
☆薬以外の治療(非薬物療法)
本人に残された機能を使ったり、本人の役割や出番を作って、自分の存在感を再認識し自発性を引き出すことで活性化を図ります。グループホームでは、自分の役割や出番を作るケアの方法が見られます。具体的には以下の通りになります。
・回想法
若いころの思い出、自慢話・昔話、昔の映画や番組を改めて鑑賞など、昔のことに共感をもって聞くことで、一体感が生まれ認知機能が高まると考えられています。
・認知リハビリテーション
音読や書き取り・計算問題などドリルなどは脳の活性化になると考えられていますが、本人が積極的ではないときに強要すると逆効果になることがあります。
・音楽療法・園芸療法・芸術療法・アニマルセラピー
音楽鑑賞や、家庭菜園、絵画や陶芸など心に感動や安定を目指す療法。
・リアリティーオリエンテーション
自分はどこにいて、今何日まど自分のいる環境を正しく理解する練習。
さて、施設見学の際にレクリエーションや設備の内容をみて、認知症の対応にどれだけ取り組んでいる施設かがわかると思います。施設によって、取り入れているものが違いますし、すべて取り入れているわけではないですが、最近では回想法や音楽療法(音楽鑑賞や音楽を聴きながら体操)、家庭菜園などはよく見るようになりました。
最近、ある施設に行ったとき家庭菜園をじっと見つめるおじいさんがいました。施設長さんに聞くと施設に来たときは認知症による問題行動が多く心配だったと聞きましたが、非常に落ちつていました。施設に来て家庭菜園に目覚めて自分が家庭菜園の責任者と思っているそうで、役割と責任感から暇があると部屋から来て家庭菜園を確認して帰るそうです。今ではすっかり認知症とは思えないほど落ち着いていて、『○○さん、家庭菜園頼むよ!』とお願いすると、誇らしくうなずくそうです。
有料老人ホームの見学の際は、なぜそのレクリエーションがあるのかという視点から見てみると認知症に対する施設の取組や考え方がうかがえます。
ちなみに物忘れと認知症の区別がなかなかつけずらいですが、加齢による物忘れは体験の一部を忘れていますので、ヒントがあれば思い出せます。認知症は体験自体を忘れますし、ヒントがあっても思い出せません。
有料老人ホーム選びで迷ったら、ぜひご相談ください。
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