アルツハイマー型認知症の新薬について
皆様、最近世間で話題になっているアルツハイマー型認知症の新薬に関してはご存知でしょうか？認知症と言えば、進行を遅らせるお薬は今までもあったものの、治すためのお薬はありませんでした。そのため、今回のアルツハイマー型認知症の治療ができる新薬は非常に大きな話題となっております。
従来の認知症のお薬について
例外もありますが、今までは認知症を完全に治すことはできないと言われてきました。認知症の進行を遅くすることはできますが、妄想や不安、不眠といった快適な日常生活を送るのに妨げとなる症状を軽減・改善することが目的となり、認知症そのものを治すというものではありませんでした。本人が穏やかに生活できるように進行を遅らせることが目的のお薬でした。
新薬について
今回の新薬は製薬会社「バイオジェン」が開発しました。新薬である「アデュカヌマブ」には認知機能の低下を抑える効果があり、脳内のアミロイドβという異常なタンパク質を取り除くことができます。一時的に症状を緩和させる今までの薬とは大きく異なっております。しかしながら、まだ日本では安全性・有効性の確認をしているところであり、しっかりとした審査を行った上で対応を決めるという段階です。実用にはもう少し時間がかかりそうですね。
今回は認知症の新薬についてのお話でした。今までの認知症薬とは違う、全く新しいタイプのお薬です。認知症患者の方が減り、本人様が穏やかな生活ができ、介護をしている家族様も安心して過ごせるようになると良いですよね。
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