介護施設ってたくさん入居待ちの人がいるんですか?
■特別養護老人ホームの入居待ち・待機者の現状
介護施設にはいろいろな種類があります。 その中でも比較的、費用面で安価といわれているのが介護保険施設です。 介護保険施設は、 →特別養護老人ホーム(特養) →介護老人保健施設(老健) →介護療養型医療施設 の3種類があります。
介護療養型医療施設については、昨年の2015年度に介護報酬が改定されたました。 このことにより、2017年度末までに「老人保健施設」等に転換されます。 転換後の介護老人保健施設に入居したひとたちは、基本的には3カ月で退去することが求められます。 この理由は、介護老人保健施設は「在宅復帰を目的」とした施設の在り方にかわったからです。
介護ケアを受ける事ができるうえに、なおかつ長期間の入居を希望する場合は「特別養護老人ホーム」に入居する選択をしなければいけません。 ですが、民間の介護施設とちがって、公的な施設のため料金が安いことから入居希望者の人気がとても高いのです。 これにより、入居待機者が多く、入居の申請をしてから入居に至るまで時間がかかっていることが問題になっています。 政府も、この問題を解決するために、あたらしく療養機能を強化した新類型の施設を設ける方針で動き出しています。
■入居待機者が増える=需要がある
特別養護老人ホームの数は2005年から多くなってきてはいます。 ですが、社会が後期高齢化に突入したこともあり、その急激な需要に対して数を押さえられていないのが現状です。 入居希望者の数は平成21年~平成26年までの5年間で42万人から53万人にも増え、10万人以上もの人が入居を希望しています。 現在、特別養護老人ホームの利用者数は52万人いるといわれているので、この数と同じくらいの人々が入居を待ち望んでいるんです。 入居申し込みをした人たちの介護度は4~5の方が多くいます。 介護付き有料老人ホームや在宅有料老人ホームの施設の数や、その入居者はこのまま増え続けると考えられますが、介護が必要な高齢者の受け入れるのに余裕かある施設も多いといわれています。 需要が高い特別養護老人ホームなのですから、たくさん作ればよいという考えが浮かびますが、これを運営するための資金のほとんどは介護保険でまかなっています。 なので特別養護老人ホームをたくさん作るということは、国や私たちの財政を圧迫してしまうのです。
■在宅介護の大切さ
特別養護老人ホームへの入居を待機しているひとたちは、 「いつ入れるか分からない・・・」という不安をたくさん抱えています。 このような状況に置かれてしまうと、高齢者への介護負担のほかに、行き先の不安を持つひとも少なくありません。 そんななか、待機中の高齢者が選択したいと考えるのが「在宅介護」です。
在宅介護をバックアップする出いざービス事業者は年々増えている傾向があります。 施設ごとにリハビリを重視する施設や、アクセスのしやすい大型のショッピングモールなどに併設する施設も登場してきています。 利用者のニーズに素早く対応できる、多様性のある介護サービスがこの先もたくさん提供されるといいですね。
これらのサービスを知らずに、利用しないことはなんのメリットもありません。 ケアマネージャーなどに相談しながら、在宅介護をよりよく行うための方法をしっかり調べることが大切です。
■有料老人ホームへの入居も検討しましょう。
特別養護老人ホームの入居を待っている間に、高齢者が一人暮らしでいたり、家族が仕事をやめられないなどの理由から、どうしても在宅での介護が難しいケースがあります。 その場合は、家族でじっくり話あって有料老人之―ムへの入居を検討することもひとつの手段です。
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