介護保険自己負担額・高額介護サービス費についてのご説明

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ハローケア・名古屋老人ホーム・介護施設紹介センターです。本日は皆様が普段お聞きになることが少ない制度”高額介護サービス費”についての記事です。介護保険自己負担額と合わせてご説明させていただきます。高額介護サービス費は費用を少しでも抑えるために活用することができる制度です。参考にしていただけますと幸いです。

 

介護保険自己負担額とは

高額介護サービス費の説明の前に介護保険自己負担額についてのご説明を致します。
介護保険自己負担額とは、介護サービスを利用した際の利用料の負担の事です。こちらは入居する施設種別や自己負担割合によって金額が異なります。自己負担割合が1割負担で要介護1の方が介護付き有料老人ホームでお過ごしになる場合、介護サービス費は月額160,800円の1割となります。つまり、介護保険自己負担額は16,080円となります。また、同じ条件で2割負担の方であれば介護保険自己負担額は32,160円、3割負担であれば介護保険自己負担額は48,240円でございます。

 

高額介護サービス費とは

高額介護サービス費は利用者の所得に応じて介護保険自己負担額の払い戻しをする制度です。令和3年7月までは介護保険自己負担額の上限が実質44,400でした。つまり、44,400以上は少なくとも還付されるという制度でした。
例えば、要介護1の自己負担割合3割負担の方が介護付き有料老人ホームで一か月過ごした場合、介護保険自己負担額は48,240円になります。しかし、高額介護サービス費があるため、少なくとも44,400円以上の金額は還付されていました。つまり、3,840円が還付され、利用者様の負担は実質44,400円が上限となる制度でした。高額介護サービス費があることで還付を受けられるため実質の費用が抑えられることになります。

では、今回令和3年8月の高額介護サービス費の変更で払い戻し対象の上限金額が変更となりましたがどのようになったのでしょうか?変更になった部分だけ記載させていただきますが、下記のように変更となりました。収入によって上限が変更になるのは以前までと同じですが、その上限が引き上げられました。

年収約770万円未満         →44,400円(世帯)
年収約770万円以上~1,160万円未満 →93,000円(世帯)
年収約1,160万円以上~       →140,100円(世帯)

このように上限金額が上がり、収入の多い世帯の方は高額介護サービス費の還付が受けにくくなってしまいました。ハローケア・名古屋老人ホーム・介護施設紹介センターでは利用できる方であれば高額介護サービス費やマル福等の制度もしっかりお伝えし、施設のご紹介を致します。今回の高額介護サービス費、介護保険自己負担額などの説明以外にもお話しできることがあるかと存じます。お気軽にご相談ください。